秋田で撮影された映画「デイアンドナイト」を観るため大館の御成座に行ってきた。 ​

「DAY AND NIGHT(デイアンドナイト)」とは

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人気俳優、山田孝之がプロデューサーをつとめ、秋田県内でロケがされたということで、話題の映画「デイアンドナイト」。 映画のテーマは「善と悪はどこからやってくるのか」。 正義とは何かを問いかける映画だ。

主要ロケ地は、鹿角市三種町三種町にある風車が、作品の象徴ともつながった。 秋田が舞台となったならば、秋田県民なら気になる映画だろう。

day-and-night-movie.com

1月26日から全国で公開されているので、秋田市内でも観る事ができる。 だが、自分はどうしても大館に行きたかったのだ。

フリー切符が便利

​というわけで、大館へ行ってきたぞ。

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​今回、秋田から大館への移動は、「あきたホリデーパス」を使い、電車(奥羽本線)で移動した。「あきたホリデーパス」とは、当日限りとなるが、秋田県のほぼ全域を2,400円で乗り降り自由となるフリー切符。その名の通り、土・日・祝日で利用可能だ。 秋田から大館まで電車で行って帰ってくるとなると、3,880円(片道1940円)となるため、フリー切符を利用した方が、断然お得だ。 ​

大館駅周辺を見てみよう。

秋田9時46分発の電車に乗り、大館に到着したのは11時36分。 幸いにも、今日は雪が降っていない。 軽く大館駅周辺を歩いてみた。 ​

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ハチ公の駅(仮称)ってなんだ?と思いきや、2019年5月にオープンする大館駅前に観光交流センター「秋田犬の里」のことらしい。 大館駅周辺は、最近、開発が進んでいる印象がある。 例えば、「わっぱビルヂング」「タリーズコーヒー」などは、非常に気になる施設・店舗だ。

わっぱビルヂング

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1階は、「曲げわっぱ」のギャラリーショップとカフェ、2階には、コワーキングスペースのテナントが入るビルだ。 ​

ブックスモア大館店(タリーズコーヒー

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店内では撮影していないので、外観だけ。 ブックモア大館店は、書籍25万冊以上、文具・雑貨は1万種類以上の東北最大級の大型書店。 店内には、タリーズコーヒーが併設されており、購入前の書籍の試し読みができる。 ちなみに、ブックスモアは、トヨタカローラ青森が営む書店であり、書店にはトヨタ自動車の販売店も併設されている。丸善ジュンク堂と提携しているらしい。 秋田県にでは、潟上、大曲、湯沢、本荘、大館の5店舗、展開している。

昼食は、秋北駅前ステーションの「秋北食堂」で。

結構、歩いた。そろそろお昼にしよう。

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大館駅から歩いて、2、3分の場所に、バスの停留所がある。

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ここに併設されている食堂「秋北食堂」で昼食をとることにした。

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​ 注文は、食券制か。 メニューも沢山あり、財布に優しい価格だ。 ご飯、味噌汁はおかわり自由らしい。

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​日曜日なのに、すごい混んでいる。いや、日曜だから混んでいるのか。高校生ぐらいから年配の方まで、老若男女が集まっている。 この雰囲気、すごく良い。

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​自分が注文したのは、野菜炒め定食。650円。 ちなみに、ご飯と味噌汁は空のお椀を渡されて、自分で盛り付けるスタイルだ。なにせ、この混雑具合、料理を作っているスタッフさん皆、忙しそうなのだ。食べる側としても、自分で自由な量を盛り付けることができることを考えれば、このスタイルは両者にメリットがある。 ​

映画館「御成座」に到着。

昼食を食べ終わり、さらに1、2分歩いた場所に映画館がある。 そう、今回の目的地、映画館「御成座」である。 ​

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本日の目的地、映画館「御成座」に到着。 ​

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今からなら13時15分からの上映だな。

さて、御成座について軽く紹介。 1952年の開館以来、市民の映画館として親しまれてきたが2005年、経営難により閉館。その後、現オーナーが御成座を買い取り、2014年には映画館として9年ぶりに再開された。 ここでは、映画上映のみならずコンサートや発表会等のイベントにも利用されており、秋田のニュースでは、頻繁にその名を聞くことができる。

自分は秋田の生まれではないが、ずっと、御成座の存在が気になっており、いつかは訪れてみたいと思っていた。映画「デイアンドナイト」が観たくて、ここに来たというよりは、御成座を訪れたくて、デイアンドナイトの上映のタイミングを待っていたというのが正直なところ。

御成座の方に確認したところ、館内、撮影OKとのことで、遠慮なく撮影させてもらった。 ​

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これは、「ニュースターTYPE」という古い映写機のようだ。 ​

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SEIKO社の寄贈時計。 おそらくゼンマイで動くのだろう。 ​

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これは御成座のオーナーが幼い頃に収集していたビデオテープらしい。 アラフォー世代がぐっとくるような映画タイトルばかり。 ​

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「JK」ことジャッキーチェン発見。 「プロジェクトA2」の放映って1987年、そんなに古いのか。

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裕次郎かな? ​

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デイアンドナイトのポスターや、今度放映する映画の看板が置かれている。 ​

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売店では、映画のパンフレットや飲み物を販売している。 飲み物は、入り口の駐車場スペースに自動販売機が設置されているので、そこで購入しても良いと思う。

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上映室は定員200名。 ​

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真ん中のスペースには、ストーブが置いてある。 そして、プロジェクターの前には、なぜかマッサージチェア?のようなものが。特別席か?(これは後ほど理由が判明する) というか、暗いから写真がピンボケしているな。 ​

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ここに設置されているのは、おそらく音響関係の機器だろう。

御成座のマスコット、うさぎの「てっぴー」

そして、御成座といえば、どうしても気になるものが。 いるかな。 ​

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うさぎ、いたー。 御成座と言えば、このうさぎ。 御成座のツイッターによく載っているから、本物を見てみたかったのだ。 そして、丁寧にも紹介文が貼られていた。

名前:てっぴー

性別:女の子

年齢:この2月で5歳。

てっぴーというのか。 そして、自由に触っていいそうだ。(ちゃんど、手洗ってからだが・・・)

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おー、寄ってくる。 頭を撫でたら、確かに喜んでいるような気がする。可愛らしいじゃないか。 最近では、このうさぎ、てっぴーに会いにくる人もいるらしい。 うん、分かるぞ。 あと、たぶん、御成座のお嬢さんだと思うけど、 上映室の後ろの棒で、高速逆上がりしてた。すごい運動神経だ。(後で館内に飾ってあった賞状をみて納得)

ついに、デイアンドナイト上映開始。

さて、上映時間だ。 録音音源ではなく、御成座のスタッフさんが、放映時間について説明してくれた後、プロジェクターから映像が流れ始める。 ​

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まずは、今月の中旬より放映される「禁じられた遊び」の予告編が流れる。 「禁じられた遊び」と言えば、クラシックギターで自分も練習したことのある有名な曲。そうか、この曲は映画のテーマ音楽だったのか。

1952年に発表された映画なので、音楽は今のようにステレオではなくモノラル。 だが、そのモノラルの音がなんだか、心地よい。 また、この映画の音楽は全てギター1本で奏でられているとのこと。その理由は予算の都合とのことであるが、それが返って耳に残る好事例だと思う。

そして、デイアンドナイトの映画が始まる。

デイアンドナイトを観終わって

あっという間の134分であった。ストーリは、書く必要はないだろう。 エンディングロールが消えるまで、誰も動かなかったな。 本当に観てよかった映画だ。 この映画が訴えているテーマは、誰しもずっと抱えて生きていかなくてはならないことだ。 自分としては、見終わってあれこれ、感想を述べたくない。 秋田の舞台がそうみせるのか、演じているキャストがその雰囲気を作り出しているのかは分からないが、とにかく映像が綺麗であった。自分が好きなハイキーよりの映像。 エンディングで流れた歌は、奈々役を演じた女優さんが歌っていたのか。これ以上ないほど、映画にあっている。 ​

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映画のロケ地紹介パンフレットが置いてあったので、手に取る。 どうやら、この映画のロケ地をめぐるツアーがあるらしい。 そして、今、ブログを書きながら、気がついたが、パンフレットの上のポスターって、「てっぴー」じゃないか。デイアンドナイトのパンフレットのデザインと一緒で、気がつかなかった。

御成座のことをもう少し調べてみた。すると、すごい事が分かった。

映画を観終わり、秋田市へ戻る。この記事は、その翌日に書いている。 御成座のことが気になりネットで調べてみたら、すごい事がわかった。

「御成座は、家であるということ」だ。

「?」

これだけを聞いたら、意味がわからないだろう。 御成座のオーナーは、切替さんというお名前なのだが、切替さんは、閉館になってしまった御成座の不動産物件を、住居として借りたらしい。

映画が大好きな切替さんは、ホームシアターとして楽しもうと考えてたらしいのだが、地元の人からは「御成座が復活するのか」との声が高まってしまい、地元の人間のサポートにより、いつしか映画館「御成座」復活の流れへとなった。

ただし、今でも完全な映画館ではない。映画館としても開放しているが、切替さんのお宅でもあるということ。

ということは、自分は昨日、切替さんの自宅へ有料で遊びに行ったということでもある。

映画館内に御成座のお嬢さんと思われる子がいるのは当然だ。 なぜなら、自宅であるからだ。 上映室内にあったマッサージチェア。 自宅ならあってもおかしくないぞ。

復活して以来、御成座には、大館市内に留まらず県外からも訪れる人がいるらしい。

だが、そうは言っても、映画館を経営していくことは簡単なことではないだろう。 単純に映画のチケット代金では、運営を維持するのも難しいはずだ。

入口に掲示されている映画の看板は、どうやら地元の人がボランティアで作ってくれているものらしい。また、御成座の存続、運営を支援する「御成座ラビッツ 御成座を守る会」が発足している。 少なくとも御成座には、地元の人たちを中心とするファンがいる。

自分も昨日初めて訪れただけだが、既に御成座のファンになっている。御成座を応援していきたいと思う。

3月には、御成座でプロレスの興行があるらしい。

「いや、映画館でプロレスって!」と思ってしまうが、とても興味深い。 これは行くしかないだろう。

御成座ファンとなった自分がまずできることといえば、御成座を何度も訪れることだ。 ただ、秋田市からはちょっと距離があるな。 いや、日帰りせず、大館に一泊すれば良いだけだ。

次は、「禁じられた遊び」を観に行く予定だ。